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122nd FWの初期のマーキングであるが、「MARKSMAN」と言う文字とライフルの絵柄が書かれていた。これは、銃の名前ではなく”的を正確に狙える達人」を意味するらしい。
F-16's Page
Part-13
122nd FW 163rd FS
アメリカの五大湖の一つミシガン湖に面するインディアナ州第2の都市フォートウェィン市(Fort Wayne)に本拠地を置く インディアナ州空軍第122航空隊のF-16Cである。インディアナ州空軍と言えば 1980年にネリス空軍基地で当時F-4Cを使っていた時代に撮影したことがあるが 何せインディアナ州自体は田舎である為 わざわざここまで写真を撮りに行くこともなかった。私が学生時代にある友人がインディアナ州に留学に行って 現地で撮影した州空軍のF-4Eの写真を送ってくれた事があったが その写真を見るとこの部隊のいた飛行場は、柵の外から充分撮れるようだった。フォートウェインと言うくらいだから”砦”があったところだろうと思って調べて見たら やはり独立戦争当時ウェイン砦が築かれ イギリス軍や原住民との抗争で活用された重要地域だったみたいだ。1700年代の半ばまで 5大湖周辺の広い地域は皆フランス領だったらしく その後イギリスとの戦いで破れ イギリス領に吸収され 独立戦争でアメリカとなったのだから 歴史が少し変わっていれば カナダとなったかもしれない地域である。第122戦闘航空団 第163戦闘機中隊(122nd FW 163rd FS)は、太平洋戦後の1946年12月9日に 州都インデアナポリスで P-51ムスタンクを受領するところから 本格的な部隊として活動を開始 F-80 F84 F-100と機種を更新して 1979年11月にF-4Cファントムを受領 1991年7月に 西ドイツハーン空軍基地のF-16Cを4機受領しはじめ 1992年に本格的なF-16C/D部隊として編成を完了。このF-16は、プラット&ホイットニーの最新エンジン220Eを付けていた。しかし 部隊は、その後機体をA-10に更新し 現在はF-16を手放している。
2022年の時点でA-10Cを運用している163rd FSは、2022年末の議会承認の基にA-10C 21機を退役させ、F-16C/Dに更新すると発表された。再びF-16の運用部隊となるそうであるが、ダークグレーの新塗装で再スタートを切る事になるであろう。